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山下舜平大のショートアームとは?メリットとデメリットを詳しく解説!

今回は「山下舜平大のショートアームとは?メリットとデメリットを詳しく解説!」と題してお届けします。

2023年オリックスバッファローズで史上初めて、2年目以降の投手のデビュー戦で開幕投手に抜擢された山本舜平大さん。

4月11日の楽天戦ではプロ初勝利を挙げ、プロ3年目の今シーズンは活躍が期待されておりブレイク間違いなしとまで言われています。

この記事では山下舜平大さんの投球フォームであるショートアームとはどんなフォームなのか詳しく調べてみました。

 

Contents

山下舜平大のショートアームとは?メリットとデメリットは?

ポテンシャルも高く評価され、大谷翔平や佐々木朗希クラスとの声もあり、恵まれた体格と投球フォームが大谷翔平に似ているとも言われています。

そんな山下舜平大さんの投球フォームは、ショートアームと呼ばれるものでメジャーでも流行っている投げ方だとか。

山下舜平大さんのショートアームと呼ばれるピッチングフォームについて、ショートアームとはどんな投げ方なのか?

ショートアームのメリットやデメリットについても調べてみました。

 

ショートアームとは?

ショートアームとはメジャーリーグで流行している投げ方のことで、正式にはショートアームアクションと呼ばれています。

ショートアームの特徴はピッチングフォームでトップを小さく早く作る事です。

送球時にスピードを求められる内野手もこのショートアームで送球をしています。

これまで主流となっていた従来のピッチングフォームはテイクバックの時に肘と肩を背中の後ろまで引いて、腕を大きく回してトップの位置まで持っていきました。

この投げ方は腕をしなるように使うという基本的な考え方に基づくもので、ボールに力が伝わりやすいとされています。

しかし肘と肩への負担が大きく、強く速い球を投げられる反面、怪我の可能性が高くなる投球フォームです。

最近の動作解析では、従来推奨されていた投球フォームとショートアームでの投球フォームを比較しても球速に大きな違いが出ないとも言われています。

ショートアームで投げるメリットとデメリットを天秤にかけてショートアームを取り入れる選手が増えてきているようです。

ショートアームで投げるメリットとデメリットにはどういうものがあるのでしょうか?

 

ショートアームのメリットは?

ショートアームで投げるメリットは具体的に言うと次の3点になります。

 

投球時の無駄な動作が減りトップが作りやすい

従来のフォームのようにテイクバックを大きく取ることは、動きに無駄ができやすく、トップの位置を安定させるのが難しくなり、上半身と下半身の動きの連動性が取りづらくなり投球フォームの安定性が欠けてしまう傾向があります。

ショートアームではこの無駄な大きい動作が少なくなるため、トップを安定して作りやすくなりフォームの再現性が高くなります。

 

コントロールが安定しやすい

トップの位置が安定することでボールのリリースポイントが安定します。

リリースポイントが安定することでコントロールもよくなります。

 

肘や肩への負担が減る

ショートアームでは無駄な動きが減りトップが安定して作りやすくなることで無駄な力で投げることが減ります。

また、トップが遅れることで肘や肩に過剰な力が加わることが防げ、肘や肩の負担が減りやすくなります。

 

ショートアームのデメリットは?

ショートアームで投げるデメリットを具体的に言うと次の2点になります。

 

手投げになりやすくなる

テイクバックを小さく取ることでトップの位置が浅くなったり、しっかりとトップが作れない状態で投球動作に入ることで、下半身の力を使えない状態で投げることが起こりえます。

 

ボールに勢いがつかない

テイクバックを小さくまとめようとすると、腕の加速距離が十分に取れなくなり、野手のスローイングのように手先だけで投げてしまう形になり、ボールに勢いがつかないことも考えられます。

従来のピッチングフォームにもショートアームにもそれぞれメリット、デメリットがあるため、チングフォームの特性を理解した上で自分に合ったピッチングフォームを身につける事が大切です。

 

ショートアームの日本人ピッチャーは?ダルビッシュや大谷翔平?

既に取り入れている選手も多くいるようですが、代表的な選手を紹介します。

 

ダルビッシュ

ダルビッシュさんはメジャーに移籍した初期は肘を伸ばした状態で腕を上げていましたが、2021年では肘を曲げた状態で上げるショートアームに変わりました。

ダルビッシュさんのTwitterでは意識してショートアームを取り入れたのではなく、自然にフォームが変わったと述べています。

ダルビッシュさんは研究熱心なので、自分の体の状態を冷静に分析して、どうすれば肘や肩の負担を減らして制球力を改善できるか?というアプローチでフォームが変わったのかもしれませんね。

 

大谷翔平

大谷翔平さんもショートアームを取り入れている日本人ピッチャーの一人です。

大谷翔平さんもメジャー移籍してからも従来のピッチングフォームしなりのあるピッチングフォームでしたが、2021年シーズンの後半から、ショートアームに近いピッチングフォームに変えています。

2018年にトミージョン手術を受けてからもフォームの試行錯誤は繰り返していたようですが、肘や肩への負担を減らすことと制球力を安定させたいという想いからショートアームに行きついたようです。

 

山下舜平大がショートアームにした理由

山下舜平大さんがショートアームを取り入れたのは2022年の5月から腰の成長痛で投げられなかったことがきっかけのようです。

ショートアームに変えた経緯
「何もできない時期に、何か変えたいなと思った。いい時間にしたかったので。球速を上げたかったし、そもそも投げ方がよくなかったというか、自分の中でずっとズレがあって、どうしようかなと考えた時に、『ショートアームいいな』と。ダルビッシュ(有・パドレス)さんや大谷(翔平・エンゼルス)さんがきっかけです。他にもメジャーでキレイな投げ方をしているショートアームの投手の映像は見ましたね。それをやってみたら、すぐに球速が上がったんです。投げ感もよかった。(体を)扱いやすい感じがしました」引用:Number web

 

ショートアームがメジャーリーグで流行する背景は?

なぜショートアームに変える選手が多いのか?ショートアームがメジャーリーグで流行する背景について考察します。

 

先発ピッチャーの球数

メジャーリーグでは投手の肘や肩は消耗品と言われ、怪我や消耗を避けるために球数を制限されています。

先発投手は球数を100球程度を目安に中継ぎ投手と交代して5,6回で降板させるのが一般的。

そういった理由から、先発投手は、ストライクを積極的に取りに行って有利な状況を作り、少ない投球数でできるだけ長いイニングを投げれるようにする戦術が確立されつつあります。

 

怪我のリスクが低く制球力が高まる

ショートアームは怪我のリスクも低く、制球力も高まるメリットがあり、今のメジャーのトレンドにもマッチしていることからメジャーリーグでは流行していると考えられます。

メジャーリーグのトレンドは遅れて日本に広まることが多いので、日本のプロ野球界でも今後広がっていく可能性は大。

ルールの変更のたびに、戦術も新しいものが生まれることがあるので、これからの投球フォームに新しい形が生まれる可能性も大いにありそうですね。

 

山下舜平大のショートアームとは?メリットとデメリットを詳しく解説!まとめ


今回は「山下舜平大のショートアームとは?メリットとデメリットを詳しく解説!」と題してお届けしました。

今回の記事をまとめると。

Q1.山下舜平大のショートアームとは?

A1.ショートアームとはメジャーリーグで流行している投げ方のことで、正式にはショートアームアクションと呼ばれています。

ショートアームの特徴はピッチングフォームでトップを小さく早く作る事です。

送球時にスピードを求められる内野手もこのショートアームで送球をしています。

Q2.ショートアームのメリットとデメリットは?

A2.ショートアームのメリットは主に3つ

ショートアームのデメリットは主に2つ

Q3.ショートアームの日本人ピッチャーは?

A3.ショートアームの代表的な投手はダルビッシュさんや大谷翔平さんです。

 

Q4.山下舜平大がショートアームにした理由は?

A4.球速をあげたいことやこれまでのフォームがしっくりこなかった時に、ショートアームのダルビッシュさんや大谷翔平さんを見て、真似をしたら自分にもあったから。

Q5.ショートアームがメジャーリーグで流行する背景は?

A5.メジャーリーグでは先発投手は、球数の制限があることで、ストライクを積極的に取りに行って有利な状況を作り、少ない投球数でできるだけ長いイニングを投げれるようにする戦術が確立されつつあります。

また、ショートアームは怪我のリスクも低く、制球力も高まるメリットがあり、今のメジャーのトレンドにもマッチしていることからメジャーリーグでは流行していると考えられます。

山下舜平大さんの活躍には注目が集まりそうですが、怪我することなく日本を代表する投手になって欲しいですね。

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