今回は「大谷翔平のバット変更はなぜ?2023年メーカーをチャンドラーにした理由とは?」と題してお届けします。
WBCに向けてメジャーでのキャンプに参加してトレーニングを行っている大谷翔平選手。
2023年からニューバランスとウェアやシューズのサプライヤー契約を結ぶことが発表されましたが、野球用具についてはまだ正式な発表はされていません。
大谷翔平選手のインスタグラムでは米国製メーカーのチャンドラーのバットを使っていることから近いうちに公式発表が予想されています。
この記事では次の内容について調べてみました。
- 大谷翔平のバットの変更はなぜ?2023年メーカーをチャンドラーにした理由とは?
- チャンドラーのバットの特徴と変えた理由とは?メジャーでチャンドラーを使う選手は?
Contents
大谷翔平のバット変更はなぜ?メーカーをチャンドラーに変えた理由は?
大谷翔平選手はこれまで野球用具のサプライヤー契約をアシックスと結んでいました。
高校生のころから使ってきたメーカーで愛着も相当あると思うのですが、今回のバット変更はメーカーも変更していることからなぜバットを変更したかについて関心が高まっています。
バット変更はなぜ?
大谷翔平選手はバッティングの技術の向上に努めるのはもちろん、扱う道具への改良にも積極的でこれまでにもバットの変更を行っています。
チャンドラーのバットに変更する前の直近で言うと、2021年シーズンからバットの素材をアオダモからバーチに変更。
アオダモは柔らかく、バットの中ではかなりしなりのある素材です。
大谷翔平選手からアシックスへの要望で「ボールをはじき返すイメージのバットに変更したい」とのことでバーチ材に変更しています。
またバットの形も「ミートする確率をあげたい」ということから芯部分を太く短くすることでミートしやすいバットへと進化させています。
Chandlerとは?(チャンドラー)
チャンドラーはオーナーがMLBのバット破損率の高さに疑問を感じたことでより安全で品質の高いバットを作りたいという想いから2009年にペンシルバニア州イースト・ノーリトンで設立されたバットメーカー。
残念ながら2019年に破産申請することになりましたが、その際にチャンドラーのバットを愛用していたMLBのヨエニス・セスペデスがこのメーカーを残したい一心で経営権を引き継ぎ現役メジャーリーガーがオーナーとなっています。
他のメーカーと比べると歴史も浅く、まだ日本での知名度も高くありませんが、MLBでは人気が徐々に高まっており、他メーカーから変更する選手が増えてきています。
また、日本でも2021年よりNPB公認のバットメーカーとなっています。
チャンドラーに変えた理由は?
MLBでは2022年は飛ばないボールに変更となり、ホームラン性と思われる当たりでもフェンス手前で失速してアウトになることが増えました。
チャンドラーのバットは2022年のホームラン王のアーロン・ジャッジも使用しているメーカー。
キャンプ時の会見では、チャンドラーのバットを使う理由について「振りやすさが飛距離にもつながり、アベレージ(打率)にも関わってくる。自分がより振りやすいものにした」と話しています。
ホームランの量産を狙う大谷翔平選手もオフシーズンの練習で試してみて、現在使用しているアシックスのものより手ごたえを感じることができたのかもしれませんね。
MLBのアーロン・ジャッジも使うチャンドラーのバットの特徴とは?
大谷選手が新たな写真を公開。
レガースはNB、バットはなんとチャンドラー!!
高級バットに変更みたいです!その分飛距離もさらに伸びること間違いなし!
アシックスのHPからは大谷選手削除済み。
グラブもニューブランドか!?#大谷翔平 #ニューバランス #チャンドラー#ohtani #WBC pic.twitter.com/N2SUY47WZi— WBC2023ベースボールチャンネル (@wbc_bbc2023) January 26, 2023
日本のプロ野球でも昨年2021年から使用許可が下り外国人選手を中心に使う選手が増えてきています。
まだ日本では小売り販売をしていないこともあり知名度は高くありませんが、チャンドラーのバットにはどんな特徴があるのでしょうか?
チャンドラーのバットの特徴は?
チャンドラーのバットの特徴としては、材質が非常に硬く強いインパクトを生み出すことでより飛距離のある打球を打つことが可能になります。
XP加工というチャンドラーのオリジナルの加工処理がオプションで用意されており、バットの耐久性と反発力を高める加工ができます。
このバットの特徴から長距離バッター向けのバットメーカーとも言われています。
自由にカスタマイズ
チャンドラーのホームページでは、ユーザーの好みにあわせたカスタマイズ制作はもちろん、他社のメーカー製品をもとによく似たバットを作るサービスも人気があるようです。
ディー・ゴードンやマルセル・オズナなどMLBで活躍する選手たちもカスタマイズ制作でオーダー実績があるようです。
メジャーでチャンドラーのバットを使う選手は?どこで買える?
バットはもしかしたらチャンドラーかも?🤔
だとしたらジャッジと同じメーカーになります。https://t.co/2Jji3tcNlD pic.twitter.com/rrN9PG83TL— イツ (@ooootani_sannnn) January 25, 2023
また日本でどこで買えるかについても調べてみました。
Chandlerを使うMLBの選手は?
Chandlerを使用する代表的なMLB選手は、ニューヨークヤンキースに所属し、2022年シーズンにアメリカン・リーグ記録の62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ選手です。
ヨエニス・セスペデスは現在も使用していますが、ブライス・ハーパーや、ジャンカルロ・スタントンなどの長距離ヒッターが過去には使用しています。
チャンドラーのバットはどこで買える?
米国内での注文はチャンドラー社のホームページでオーダーできるようになっています。
ただし、日本国内への注文には対応していないのが現状です。
チャンドラーの日本の販売代理店はある?
現時点(2023年3月16日現在)はNPBに所属するプロ野球選手のみ、チャンドラー社のバットを提供している会社が株式会社エスアールエスです。
所在地 本社 千葉県浦安市日の出2-5-19
設立 令和3年4月20日 設立
代表取締役 宇野 誠一
現在は一般用の販売に向けてチャンドラー社と協議中とのことです。
進展があればこちらに追記します。
チャンドラーの大谷翔平モデル名はSO17.4!素材や重さは?
大谷翔平選手が使うチャンドラーのモデル名とバットに使用している素材や重さについて調べてみました。
チャンドラーの大谷翔平モデル名は?
モデル名は「SO17.4」です。
チャンドラーのバットのモデル名はイニシャルが使われており、大谷翔平選手のイニシャルであるSOと背番号の17でSO17.4の4はバージョンを意味しています。
つまり、現在のバットは4回目の改良バットということですね。
バット素材は?
メイプルを使用しています。
メイプルは、日本語で言うと もみじの木のことです。
アオダモより打感が硬くて弾くと言われており、硬くて弾きのいい打感がホームランバッターに好まれるバット材です。
また、軽くて折れにくく耐久性に優れ、打球面もへこまないものです。
バットの重さは?
重さや長さなどがまだ公式に発表されていません。
まだシーズンに向けての微調整を続けている可能性もありそうですね。
新しい情報が入りしだい追記します。
大谷翔平のバット変更はなぜ?2023年メーカーをチャンドラーにした理由まとめ
2冊買いました📕
大谷選手いつかホームラン王とサイヤング賞とって欲しい⚾️ pic.twitter.com/zG3ugsatzZ— 向川 晃司 (@JrFwTMMs74BDKbP) October 8, 2021
この記事をまとめると。
Q1.大谷翔平のバットの変更はなぜ?
A1.大谷翔平選手はバッティングの技術の向上に努めるのはもちろん、扱う道具への改良にも積極的でこれまでにもバットの変更を行っています。
Q2.2023年メーカーをチャンドラーに変えた理由は?
A2.よりホームランにできる確率を高めるための一つの手段として、チャンドラーのバットを選んだと思われます。
MLBでは2022年は飛ばないボールに変更となり、ホームラン性と思われる当たりでもフェンス手前で失速してアウトになることが増えました。
チャンドラーのバットは2022年のホームラン王のアーロン・ジャッジも使用しているメーカー。
ホームランの量産を狙う大谷翔平選手もオフシーズンの練習で試してみて、現在使用しているアシックスのものより手ごたえを感じることができたのかもしれません。
Q3.MLBのアーロン・ジャッジも使うチャンドラーのバットの特徴とは?
A3.チャンドラーのバットの特徴としては、材質が非常に硬く強いインパクトを生み出すことでより飛距離のある打球を打つことが可能になります。
Q4.メジャーでチャンドラーのバットを使う選手は?
A4.Chandlerを使用する代表的なMLB選手は、ニューヨークヤンキースに所属し、2022年シーズンにアメリカン・リーグ記録の62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ選手です。
ヨエニス・セスペデスは現在も使用していますが、ブライス・ハーパーや、ジャンカルロ・スタントンなどの長距離ヒッターが過去には使用しています。
Q5.チャンドラーのバットはどこで買える?
A5.米国内での注文はチャンドラー社のホームページでオーダーできるようになっています。
ただし、日本国内への注文には対応していないのが現状です。
WBCで日本代表としてはもちろん、来シーズンの大型契約に向けて今シーズンの鍵を握るチャンドラーのバット。
ぜひホームランを量産して2023年はホームラン王とサイヤング賞のW受賞を見たいですね!